HSPってよく聞くけど、いまいちよくわかない。自分はHSPなのかわからない方のために簡単にご紹介します。
目次
HSPとは?
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼ばれ、その頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ばれています。
病気とは違い、生まれ持った性質であることがわかっています。統計的には人口の約15%〜20%で、5人に1人があてはまります。さほどめずらしいわけではありませんが、割合的に多くの方はこの性質にあてはまらない為、理解されにくいのが現状です。
HSPの特徴
日常生活の中での “あるある”
- 人の感情がすぐわかる為、お世辞や嘘も気付ける
- 他の人が怒られていても、自分が怒られているように感じる
- 他人の気分に振り回されやすく、対人関係に疲れがち
- 相手のペースに合わせて疲れることが多い
- 集団の空気を読んで合わせるような行動をする
- 忙しくなると、1人で静かに過ごせる刺激の少ない場所にこもりたくなる
- 人混みにいると心身共に消耗する
- 素直な感情を出すのが苦手
- 音、匂い、光に敏感
- 些細なことでも気になってしまう
- 同時にたくさんのことを頼まれるとパニック
など、生活の中でわずらわしさを感じることが多いですが、特性を知れば対処することが可能です。
すぐできる対処法
HSPは病気ではなく、生まれ持った特性なので、対策することで生活がしやすくなります。
外部からの情報や刺激を減らす
デジタルデトックス
忙しい私たちは、仕事や日常でパソコンやスマートフォン、タブレットなどを常に使用して生活をしています。その際、私たちの脳は意識・無意識を問わず、沢山の情報を処理し続けています。これらのデジタルデバイスから距離を置くことで、ストレスを軽減することができます。就寝前はなるべく使わないようにしたり、休みの日は使用時間を減らしていくなどの工夫をしてデジタルデトックスしていきたいですね。
イヤフォンやサングラスなどで刺激を減らす
HSPの方の中には、大きな音や強い光などが苦手な方が多いです。そのため物理的に刺激を減らす方法としてイヤホンやサングラス、帽子などを使用して刺激を軽減することが可能です。イヤホンは、雑音をカットするノイズキャンセリングイヤホンを使用し耳からの刺激を減らしたり、帽子の形状によっては視界と共に音も軽減することができます。
また、就寝時に耳栓やマスクで五感の刺激を減らして、身体を休めるようにすることも可能です。
ひとりの時間をつくる
HSP気質の人にとってリラックスしたり、心を落ち着けることはとても大切です。わずかな時間でも、ひとりで落ち着ける時間を確保しましょう。お気に入りのカフェや図書館など、好きな空間を探して過ごすことで、リラックスすることができます。
好きな香りや飲み物を用意する
五感が敏感なHSPの人は、好きな香りや落ち着く香りなどがあるとさらにリラックスすることができます。強い香りではなく、落ち着く香りや、好きな飲み物でストレスを軽減してリラックスすることができます。
まとめ
HSPといっても、気質や性格は人それぞれで、感じ方も異なります。正解はないので、自分がどういう時に疲れたり、ストレスを感じるかを振り返りながら対策して、少しでも楽に過ごしていきましょう。
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